
【2026年最新版】飲食店開業に必要な許認可とスケジュールの基本
飲食店を開業する際には、主に以下の手続きが必要となります。
(1)飲食店営業許可(保健所)
飲食店営業を行うために必須となる許可です。
■ 対象業種
・レストラン
・カフェ
・居酒屋
・テイクアウト・弁当店 等
■ 主な要件
・食品衛生責任者の設置
・施設基準への適合(厨房設備、手洗い、換気設備 等)
・保健所による施設検査の実施
■ 留意点
内装工事完了後に施設検査が行われ、基準を満たさない場合は営業できません。
そのため、設計段階から基準を満たす計画が不可欠です。
(2)消防関係届出(消防署)
建物を飲食店として使用する場合に必要な手続きです。
■ 主な届出
・防火対象物使用開始届
・消防計画の作成
・防火管理者の選任(一定規模以上)
■ 提出期限
原則として、使用開始日の7日前まで
(3)深夜酒類提供飲食店営業届出(警察署)※該当する場合
深夜(0時以降)に酒類を提供する場合に必要となる届出です。
■ 対象
・居酒屋
・バー
・スナック 等
■ 提出期限
営業開始日の10日前まで
■ 留意点
店舗図面の作成が必要となり、警察による確認が行われる場合があります。
2.スケジュール管理の重要性
飲食店開業においては、許認可手続きと内装工事が密接に連動します。
例えば
・内装工事の遅延 → 保健所検査の遅延
・申請の遅れ → 開業日の延期
といった形で、スケジュール全体に影響が及びます。
このため、各手続きのタイミングを事前に整理し、全体スケジュールを設計することが重要です。
3.開業までの標準スケジュール
以下は一般的な開業スケジュールの一例です。
■ 開業1〜2ヶ月前
・物件契約
・事業コンセプトの決定
・内装設計および業者選定
・食品衛生責任者の資格確認
■ 開業3〜4週間前
・内装工事開始
・保健所への事前相談(図面確認)
・消防署への事前確認
※この段階での行政への事前相談が極めて重要です
■ 開業2週間前
・飲食店営業許可申請
・消防関係届出の準備
・深夜営業の場合の図面作成
■ 開業10日前
・深夜酒類提供飲食店営業届出(該当者)
・消防署への届出提出
■ 開業1週間前〜直前
・内装工事完了
・保健所による施設検査
※基準を満たさない場合、営業開始ができないため最も重要な工程です
■ 開業直前〜当日
・営業許可証の交付
・プレオープン
・グランドオープン
4.よくあるトラブルと注意点
(1)内装工事の遅延
検査日程が確保できず、開業延期となるケースがあります。
(2)施設基準の不適合
手洗い設備や区画要件の不備により、再工事が必要となる場合があります。
(3)届出漏れ
必要な手続きを失念すると、営業開始ができない、または法令違反となるリスクがあります。
5.スムーズに開業するためのポイント
・早期に全体スケジュールを策定する
・内装工事前に行政へ事前相談を行う
・許認可手続きを並行して進める
※特に重要なのは、「内装工事前の適法性チェック」です。
6.まとめ
飲食店開業にあたって必要となる主な手続きは以下のとおりです。
・飲食店営業許可(保健所)
・消防関係届出(消防署)
・深夜営業届出(警察署)※該当する場合
これらを適切なタイミングで進めるためには、
許認可手続きと内装工事を一体としてスケジュール管理することが不可欠です。
開業準備を円滑に進めるためにも、早い段階で全体像を把握し、計画的に手続きを進めることが重要となります。
行政書士法人塩永事務所までお気軽にお問い合わせください。 096-385-9002
