
融資・資金調達を成功させる「経営計画・中期計画」の策定とは ― 認定経営革新等支援機関の視点から
行政書士法人塩永事務所
はじめに
「そろそろ融資を受けたいが、何から準備すればいいかわからない」「事業計画書を作ったことがなく、金融機関にどう説明すればよいか不安」――このようなお悩みを抱える経営者様は少なくありません。
事業拡大や設備投資、運転資金の確保など、企業経営において「融資・資金調達」は避けて通れないテーマです。しかし、金融機関や公的機関から資金調達を行う際、単に「お金が必要です」と伝えるだけでは、希望する条件での融資は実現しません。
そこで重要になるのが、説得力のある経営計画・中期計画の策定です。本記事では、資金調達に強い経営計画の作り方と、その策定支援において大きな役割を果たす「認定経営革新等支援機関」について、行政書士法人塩永事務所がわかりやすく解説します。
「自社の場合はどう進めればよいか具体的に知りたい」という方は、記事の内容にかかわらず、まずはお気軽にご相談ください。 事業内容や資金需要をお伺いしたうえで、最適な進め方をご提案いたします。
📞 お電話でのお問い合わせ:096-385-9002 ✉️ メールでのお問い合わせ:info@shionagaoffice.jp
1. なぜ資金調達に「経営計画」が必要なのか
金融機関が融資審査を行う際、重視するポイントは大きく分けて以下の3点です。
- 返済可能性:借入金をきちんと返済できるだけの収益力・キャッシュフローがあるか
- 事業の将来性:市場環境や競合状況を踏まえ、事業が今後も成長・存続できるか
- 経営者の実行力:計画を実行し、環境変化に対応できる経営体制があるか
これらを金融機関に納得してもらうための「共通言語」となるのが経営計画書・中期経営計画です。数値計画(損益計画・資金繰り計画)と、その数値の根拠となる戦略やアクションプランをセットで示すことで、融資審査における説得力が格段に高まります。
2. 経営計画・中期計画に盛り込むべき主な項目
一般的に、金融機関から評価されやすい経営計画には以下の要素が含まれます。
- 現状分析:自社の強み・弱み、外部環境(市場・競合・法規制など)の整理
- 経営理念・ビジョン:会社が目指す方向性
- 中期(3〜5年)の数値目標:売上高、利益、財務指標などの具体的な目標値
- 具体的な施策・アクションプラン:目標達成のための営業戦略、商品開発、組織体制など
- 資金計画:設備投資計画、必要資金の内訳、返済計画
- リスクと対応策:想定されるリスクとその対応方針
これらを一貫性のあるストーリーとしてまとめることが、融資担当者の理解と納得を得るポイントです。
3. 認定経営革新等支援機関とは
制度の概要
「認定経営革新等支援機関」とは、中小企業支援に関する専門知識や実務経験が一定レベル以上であると国(経済産業大臣・財務局等)から認定を受けた個人・法人のことです。税理士、公認会計士、中小企業診断士、金融機関、そして行政書士など、さまざまな専門家・機関が認定を受けています。
この制度は、中小企業が抱える経営課題(資金繰り、事業計画策定、事業承継、経営改善など)に対し、質の高い支援を受けられる体制を整備することを目的として創設されました。
認定経営革新等支援機関に依頼するメリット
経営計画の策定や資金調達支援を認定経営革新等支援機関に依頼することには、次のようなメリットがあります。
- 公的制度の活用がしやすくなる 経営改善計画策定支援事業(通称:405事業)や、事業再構築補助金、各種制度融資など、認定支援機関の関与が要件となっている公的支援策を利用できます。
- 金融機関からの信頼性が高まる 第三者の専門機関が策定に関与した計画であることは、計画の客観性・実現可能性を裏付ける材料となり、金融機関の審査における心証形成にプラスに働きます。
- 専門的な視点でのブラッシュアップ 財務・法務・許認可など多角的な視点から計画をチェックしてもらえるため、独りよがりな計画になりにくく、実行段階でのつまずきを未然に防げます
- 継続的な伴走支援 計画策定後も、実行状況のモニタリングや計画の見直しなど、中長期的なサポートを受けられます。
「自社は認定経営革新等支援機関の支援を受けられるのか」「どの制度が使えそうか」といったご質問だけでも構いません。まずはお電話・メールでお問い合わせください。 📞 096-385-9002 ✉️ info@shionagaoffice.jp
4. 資金調達支援における行政書士の役割
行政書士は、許認可申請をはじめとする官公署への書類作成・提出代理を主な業務としていますが、認定経営革新等支援機関としての側面から、次のような支援も行います。
- 事業内容や許認可の状況を踏まえた実現可能性の高い事業計画書の作成支援
- 創業融資(日本政策金融公庫など)における創業計画書の作成サポート
- 補助金・助成金の申請に必要な事業計画の策定支援
- 各種契約書・許認可書類など、資金調達に付随する法務面の整備
特に、許認可が必要な業種(建設業、運送業、飲食業、産業廃棄物処理業など)においては、許認可の取得・維持状況が事業計画の実現可能性に直結するため、行政書士が経営計画策定に関与することで、法務面と計画内容の整合性を確保できるという強みがあります。
5. 経営計画策定から資金調達までの流れ(一般的な例)
- ヒアリング・現状分析:事業内容、財務状況、資金需要の背景を確認
- 計画骨子の策定:経営理念・目標・戦略の整理
- 数値計画への落とし込み:損益計画・資金繰り計画の作成
- 計画書のブラッシュアップ:認定支援機関としての視点で整合性・実現可能性を確認
- 金融機関・関係機関への提出:計画書をもとに融資交渉、補助金申請などを実施
- 実行支援・モニタリング:計画の進捗確認、必要に応じた見直し
まとめ
資金調達を成功させるためには、単なる資金繰り表の作成にとどまらず、説得力のある経営計画・中期計画の策定が不可欠です。そしてその策定プロセスにおいて、認定経営革新等支援機関の専門的な支援を受けることは、計画の質を高め、金融機関からの信頼を得るうえで大きな意味を持ちます。
行政書士法人塩永事務所では、許認可業務で培った知見を活かし、事業計画の策定から資金調達、各種公的支援制度の活用まで、経営者の皆様に寄り添った支援を行っております。
「うちの会社でも相談できるのか」「まずは資料だけでも見てほしい」といった段階でも構いません。融資・資金調達や経営計画の策定でお困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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