
【完全解説】ポーカールーム開業の流れと注意点
トラブルを避け、安全・合法に開業するために
行政書士法人塩永事務所(熊本市)
はじめに
近年、日本でも「テキサスホールデム」を中心としたポーカー人気が急上昇しています。アミューズメント施設としての「ポーカールーム」も全国で増加し、熊本県内でも開業を検討されるご相談が増えています。
しかし、ポーカールームは運営方法によっては「賭博罪」に問われるリスクもあり、開業には慎重な準備と法的配慮が必要です。
本記事では、行政書士法人塩永事務所が、合法的なポーカールーム開業までの流れを丁寧に解説いたします。
目次
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ポーカールームとは?
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賭博罪との関係|何が違法か
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開業に必要な準備・構想
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開業までの具体的なステップ
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行政手続き・許認可の必要性
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よくある違法事例と回避策
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開業後の運営ルールと注意点
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塩永事務所の支援内容
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よくある質問(Q&A)
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無料相談・お問い合わせ
1. ポーカールームとは?
ポーカールームとは、トランプゲーム「ポーカー(主にテキサスホールデム)」をアミューズメント目的でプレイする施設です。日本では賭博が禁止されているため、金銭を賭けない「ノーレートポーカー」として運営されるのが一般的です。
✅ プレイヤーは現金を賭けない
✅ 点数(チップ)で勝敗を競う
✅ 勝者には「トロフィー」「ドリンク券」など、現金換金性のない賞品を提供
2. 賭博罪との関係|何が違法なのか?
賭博罪(刑法185条)
「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。」
「金品を賭けて勝敗を争う行為」が対象となり、ポーカーで現金・金券を賭ける行為は違法となります。
違法となる例:
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勝者に現金・金券・高価な景品を提供
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チップを現金で買い、現金に戻せる(換金システム)
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第三者業者による「ポイント買取」など、形式的に換金を可能とする構造
3. 開業に必要な準備・構想
合法的なポーカールームを運営するためには、以下のような初期構想が重要です。
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運営コンセプト(カフェ型/バー型/eスポーツ型 など)
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主な顧客層(初心者向け/大会志向/女性向けなど)
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営業形態(時間制/テーブルチャージ制など)
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提供物(ドリンク・軽食の提供)
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景品ルール(景品表示法・風営法に抵触しないか)
4. 開業までの具体的なステップ
以下が、ポーカールームを合法的に開業するための基本ステップです。
STEP1:事業計画の策定
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店舗所在地の検討
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営業時間、ルール、景品内容の設計
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コンセプトと差別化戦略の明確化
STEP2:店舗物件の契約
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用途地域・建物用途の確認(店舗可、深夜営業可か)
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消防法・建築基準法上の制約がないか調査
STEP3:運営ルール・注意点の設計
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「ノーレート」であることを明確に表示
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景品は換金できないものに限定
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利用規約や店内ルールを掲示
STEP4:必要に応じた届出・許認可取得
(次章で詳述)
STEP5:スタッフ教育・マニュアル整備
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ディーラー研修
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不正防止の監視体制
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苦情・トラブル対応マニュアル
5. 行政手続き・許認可の必要性
ポーカールームそのものには、専用の営業許可制度はありませんが、以下のような場合は各種法令に基づく届出・許可が必要です。
内容 | 必要な届出・許認可 |
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飲食提供 | 飲食店営業許可(保健所) |
酒類提供(夜間営業) | 深夜酒類提供飲食店営業届出(警察署) |
店舗にBGMや音楽演奏を流す | 著作権使用許可(JASRAC) |
看板の設置 | 屋外広告物許可(自治体) |
※ 特に深夜(22時以降)に酒類を提供する場合は、風営法の届出が必須になります。
6. よくある違法事例と回避策
違法行為 | 回避策 |
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チップが現金換金できる | 換金システムを一切設けない・禁止条項を利用規約に明記 |
「ポイント買取業者」との連携 | 業者との連携を一切禁止・警告表示を店内に掲示 |
優勝賞品として商品券・高額商品を提供 | 景品表示法の範囲内(概ね1,000円程度)にとどめる |
7. 開業後の運営ルールと注意点
✅ 定期的に法律面の確認を行う
✅ 従業員に法律知識を共有
✅ 店舗運営が「カジノ営業」と誤解されないよう注意
✅ イベント開催時は過度な広告表現に注意(SNS含む)
✅ 来店者のトラブル(換金要求・クレーム)への対応マニュアル作成
8. 行政書士法人塩永事務所の支援内容
当事務所では、熊本県を中心に、ポーカールーム・アミューズメント事業の立ち上げ支援を行っております。
提供サービス
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事業計画・ルール策定サポート
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風営法・飲食業許可の届出書類作成
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深夜営業届・警察対応支援
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契約書・利用規約・誓約書等の整備
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表示義務・広告ガイドラインの監修
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店舗選定時の法令適合性調査
9. よくある質問(Q&A)
Q.「ポーカールーム」で賞品を提供するのは合法?
A. 現金換金できない「記念品・雑貨」程度なら問題ありません。過度な高額景品はNGです。
Q. 初めてで不安ですが、法律的に問題ないかチェックしてもらえますか?
A. はい。当事務所では**「開業前リーガルチェックプラン」**をご用意しています。
Q. 風営法の対象になりますか?
A. 深夜営業や、ゲーム要素が風俗営業の定義に該当する場合は該当します。事前確認が必要です。
10. ご相談・お問い合わせはこちらから
行政書士法人塩永事務所では、ポーカールーム開業に関する無料相談を実施中です。
初めての方もお気軽にご連絡ください。
📍 所在地: 熊本市中央区水前寺1-9-6
📞 電話番号: 096-385-9002
📩 メール: info@shioenagaoffice.jp
✅ LINE・Zoomでのご相談も可能です!
✅ 土日・夜間の対応もご相談ください!
「楽しい場所」と「安心な運営」は両立できます。
行政書士法人塩永事務所は、あなたのポーカールーム開業を法律面から全力でサポートいたします。