運送事業者必見!巡回指導と監査対策の重要性
運送業者にとって、巡回指導は必ず一度は経験する重要なチェック項目です。運輸局から委託を受けた適正化実施機関(トラック協会)の「適正化指導員」が営業所に訪問し、法律遵守状況や帳簿等の確認が行われます。指導後の改善が求められることもあり、最悪の場合、行政処分(車両停止や事業停止)に繋がることもあります。
1. 巡回指導の流れとチェック項目
巡回指導は、新規許可後や営業所新設後、数か月後に行われ、その後2〜3年ごとに実施されます。指導では38項目の点検が行われ、評価はA〜Eのランク付けされます。できていない項目については改善要求がされ、改善されない場合は運輸局が直接監査に入ります。
2. 監査を受けるとどうなるか
監査が行われると、最終的に行政処分が下されることがあります。車両停止処分は60〜80日間も車両が稼働できなくなり、直接的な損失が発生します。また、信頼関係が損なわれる可能性もあり、将来にわたる影響も大きいです。
3. 監査の発端になる原因
監査は巡回指導後に改善がなされなかった場合だけでなく、労働基準監督署や公安委員会からの通報、または競合他社や一般市民からのタレコミなどが原因で実施されることもあります。そのため、指導の時だけ対応するのではなく、常にコンプライアンスを遵守することが求められます。
4. 予防策と日常の管理
新しいドライバーの初任診断や、深夜勤務のドライバーの健康診断など、日々の管理が重要です。巡回指導の通知が来た際に慌てないように、日常的に帳簿や報告書を整理し、いつでも対応できる状態にしておきましょう。
5. 行政処分を避けるために
普段からのコンプライアンス経営が、結果的に安定した事業運営に繋がります。巡回指導や監査で不安があれば、専門家に相談し、早めに対策を講じることをおすすめします。
相談・対策はお任せください
巡回指導や監査の対策でお困りの運送事業者様は、ぜひ弊所にご相談ください。内部監査や運輸局監査対策をサポートし、スムーズな運営を支援いたします。