
日本版DBS(犯罪歴確認制度)で行政書士に依頼すべき業務とは
導入企業が押さえるべき実務ポイントを徹底解説
日本でも、子どもや要配慮者を守るための新たな仕組みとして「日本版DBS(Disclosure and Barring Service)」の導入が進んでいます。 これは、教育・保育・福祉・医療などの現場で働く人材について、性犯罪等の重大な前科・前歴の有無を確認する制度です。
制度の目的は明確ですが、運用には高度な個人情報保護と法令遵守が求められ、企業・施設側が独力で対応するには負担が大きいのが実情です。 そこで重要になるのが、行政書士による専門的なサポートです。
日本版DBSとは何か
日本版DBSは、子どもや要配慮者と接する業務に従事する人材について、性犯罪歴などの重大な犯罪事実の有無を確認する制度です。 対象となる分野は幅広く、以下のような施設・事業所が想定されています。
- 幼稚園・小中高校などの学校
- 保育所・認定こども園
- 小規模保育・家庭的保育
- 放課後児童クラブ
- 学習塾・習い事教室
- スポーツクラブ
- 医療機関・介護施設
- 児童福祉施設
- その他、子どもが利用する施設・事業
制度の導入にあたっては、 「どこまで確認できるのか」「どのように同意を取るのか」「情報をどう管理するのか」 といった実務判断が不可欠です。
行政書士が担う役割はなぜ重要なのか
日本版DBSは単なる「証明書の取得」ではありません。 扱う情報は極めてセンシティブであり、以下のような法的判断が常に伴います。
- 個人情報保護法との整合性
- 労働法上の不利益取扱いの回避
- 情報の取得・保管・廃棄ルールの明確化
- 社内規程・同意書の適法性
- 官公署への申請手続きの正確性
行政書士は、官公署提出書類の専門家であると同時に、企業法務・コンプライアンスに精通した国家資格者です。 制度導入から運用までを一貫してサポートできる点が大きな強みです。
行政書士に依頼すべき業務①
制度導入コンサルティング
まず必要なのは、自社が日本版DBSの対象となるかどうかの整理です。
- 対象となる事業・職種の特定
- 犯罪歴確認が許容される範囲の判断
- 義務か任意かの整理
- 過剰取得・違法運用のリスク分析
行政書士は事業内容を丁寧にヒアリングし、法令に沿った導入設計を行います。 これにより、後のトラブルを未然に防ぐことができます。
行政書士に依頼すべき業務②
同意書・社内規程の作成
日本版DBSの運用で最も重要なのが「本人の適法な同意取得」です。 行政書士に依頼することで、以下の書類を適切に整備できます。
- 犯罪歴確認に関する同意書
- 取得目的・利用範囲を明示した説明書
- 個人情報取扱規程
- 採用・配置判断に関する内部ルール
これらは、個人情報保護委員会のガイドラインや最新の法令・判例を踏まえて作成する必要があります。 テンプレートの流用は非常に危険であり、専門家による作成が不可欠です。
行政書士に依頼すべき業務③
官公署への申請・届出支援
制度設計によっては、警察・自治体・関係機関への申請が必要となる場合があります。
- 犯罪経歴証明書の取得支援
- 外国人採用時の証明書整理
- 自治体独自制度への対応
行政書士は官公署とのやり取りを代理・補助できる唯一の専門職です。 煩雑な申請業務を任せることで、企業の負担を大幅に軽減できます。
行政書士に依頼すべき業務④
運用後のリスク管理・見直し
日本版DBSは導入して終わりではありません。
- 法改正への対応
- 社内運用の定期見直し
- トラブル発生時の初動対応
- 従業員からの異議申し立てへの助言
行政書士と継続的に連携することで、安定したコンプライアンス体制を構築できます。
行政書士法人塩永事務所が提供する実務サポート
以下は、当事務所が提供する主な支援内容です。提携他士業とサポートします。
1. 犯罪事実確認手続きのサポート
- こども家庭庁への申請手続き
- 戸籍・除籍情報提供用識別符号の取得支援
- 帳簿記載・定期報告のサポート
- 情報管理・廃棄方法のアドバイス
2. 未然防止・早期発見のための支援
- スタッフ研修の企画・実施
- 施設環境づくりのアドバイス
- 行動基準・ルール策定支援
- 相談しやすい仕組みづくり
- アンケート・面談の設計支援
3. 万が一のときの対応サポート
- 初動対応の助言
- こどもへの聞き取り方法のアドバイス
- 保護者対応のサポート
- 事実確認・調査の進め方
- 警察・児童相談所との連携支援
4. 心のケア・二次被害防止
- ケアプラン作成支援
- 周囲の子どもへの配慮
- スタッフのメンタルケア
- うわさ拡散防止策の助言
5. 再発防止策の構築
- 原因分析と改善策の策定
- 組織文化の見直し支援
6. 認定申請のサポート
- 認定事業者申請の書類作成
- 認定基準を満たす体制づくり
7. 人事・労務の整備(社労士と連携)
- 就業規則の整備・改定
- 雇用管理に関する法的助言
まとめ
日本版DBSは、子どもや社会的弱者を守るための重要な制度である一方、運用を誤れば企業側が大きな法的リスクを負います。
行政書士に依頼することで、
- 制度設計
- 同意書・規程作成
- 官公署申請
- 運用後のリスク管理 をワンストップで対応できます。
制度が本格運用される前の今こそ、早めの専門家相談が重要です。
お問い合わせ
行政書士法人 塩永事務所 📞 096-385-9002 📩 info@shionagaoffice.jp
