📝 遺産分割協議書と名義変更手続きの流れ
相続が発生した際、遺産分割と財産の名義変更は、相続人間の権利関係を明確にし、円滑な承継を実現するために不可欠です。遺産分割協議書は、相続人全員の合意内容を法的に記録する重要書類であり、名義変更は財産の正式な承継に必要な手続きです。
行政書士法人塩永事務所では、熊本県を中心に、司法書士・税理士などの専門士業と連携し、これらの手続きを総合的にサポートしています。
① 初回無料相談と現状確認
まずは無料相談にて、相続の状況を丁寧にヒアリングします。
確認内容：
- 被相続人の情報（氏名・死亡日・遺言書の有無）
- 相続人の範囲と関係性
- 遺産の種類（不動産・預貯金・有価証券・自動車など）
- 分割方針（法定相続分か協議による分割か）
- 名義変更希望の財産
- 相続人間の意見の相違や債務の有無
対応方法： 対面・電話・オンライン 所要時間： 約30分〜1時間 費用： 無料
② 必要書類の収集と確認
ご依頼後、遺産分割協議書と名義変更に必要な公的書類を収集・確認します。
主な書類：
- 被相続人：戸籍謄本（出生〜死亡）、除籍・改製原戸籍、住民票除票
- 相続人：戸籍謄本、印鑑証明書（3ヶ月以内）、住民票
- 財産関連：
- 不動産：登記事項証明書、固定資産評価証明書、名寄帳
- 預貯金：通帳写し、残高証明書
- 有価証券：取引残高報告書、評価証明書
- 自動車：車検証、検査証記録事項
- その他：遺言書（公正証書または検認済み）、相続関係説明図
代行対応： 戸籍・登記書類の取得、金融機関・法務局との照会 所要時間： 1〜3週間 費用： 基本サービスに含む（実費・郵送料は別途）
③ 遺産分割協議書の作成
収集した情報をもとに、法的に有効な協議書を作成します。
ステップ：
- 協議支援：相続人間の合意形成を支援。法定相続分・寄与分・特別受益などを考慮し、公平な分割案を提案。
- 起案：以下の内容を明記した協議書を作成。
- 被相続人・相続人の情報
- 財産の詳細（地番・口座番号など）
- 分割方法・取得者
- 代償金の支払条件（該当時）
- 債務・費用負担に関する特約（必要時）
- 内容確認と修正：相続人全員の確認を経て、必要な修正を実施。
所要時間： 1〜2週間（協議の進捗による）
④ 協議書への署名・押印
完成した協議書に、相続人全員が署名・実印で押印します。
対応内容：
- 印鑑証明書添付で真正性を担保
- 遠方の相続人には郵送・電子対応をサポート
- 原本と写しを作成し、各相続人へ配布
所要時間： 3〜7日（相続人の対応速度による）
⑤ 財産の名義変更手続き
協議書に基づき、各財産の名義変更を進めます。
不動産（相続登記）
- 提携司法書士が法務局へ登記申請
- 必要書類：協議書、戸籍謄本、印鑑証明書、固定資産評価証明書など
- 登録免許税：評価額の0.4%
- ※2024年4月より相続登記は義務化（3年以内に申請）
預貯金
- 金融機関へ協議書等を提出
- 解約・名義変更・分割金振込を支援
- 所定の依頼書記入も代行
有価証券
- 証券会社へ協議書・戸籍等を提出
- 名義書換・売却手続きを支援
- 上場株式は「ほふり」経由で対応
自動車
- 九州運輸局または軽自動車検査協会へ申請
- 必要書類：協議書、車検証、譲渡証明書、車庫証明など
所要時間： 1〜2ヶ月 費用： 名義変更代行費用（別途見積）、登録免許税・手数料等の実費
⑥ 手続き完了とアフターフォロー
名義変更完了後、以下の書類をお渡しします。
- 協議書の原本・写し
- 登記識別情報通知書（権利証）
- 預貯金・有価証券の名義変更通知
- 自動車の新車検証
相続税申告が必要な場合：
- 提携税理士をご紹介
- 申告期限：相続開始から10ヶ月以内
継続支援内容：
- 協議書の補正・追加協議
- 二次相続への備え
- 相続放棄・限定承認（3ヶ月以内）
- 税務・法務の継続相談
💡 行政書士に依頼するメリット
- 法的要件を満たす正確な書類作成
- 戸籍収集・窓口手続きの代行で負担軽減
- 中立的立場からの公平な調整支援
- 熊本県の実務慣行に精通した地域密着型対応
- 将来の紛争予防と手続きの確実性
📞 お問い合わせ
遺産分割協議書の作成や名義変更でお困りの方は、ぜひご相談ください。
- 電話：096-385-9002（平日9:00〜18:00）
- メール：info@shionagaoffice.jp
- 所在地：〒862-0950 熊本県熊本市中央区水前寺1-9-6
- 対応地域：熊本市、八代市、合志市、玉名市、菊池市、山鹿市ほか県内全域
行政書士法人塩永事務所が、安心の相続手続きを全力でサポートいたします。