配偶者ビザ（在留資格）について

行政書士法人塩永事務所

📌 配偶者ビザとは（「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」）

配偶者ビザは、日本国籍者または永住者の配偶者が日本で生活するために取得する在留資格です。正式名称は「日本人の配偶者等」または「永住者の配偶者等」であり、一般的には「結婚ビザ」「配偶者ビザ」とも呼ばれています。

✅ 配偶者ビザの主な特徴とメリット

• 就労の自由 就労制限がなく、正社員・契約社員・パート・アルバイトなど、職種や業種を問わず自由に働くことが可能です。
• 永住権取得の優遇措置 通常10年必要とされる永住申請の在留期間要件が、配偶者ビザ保持者は3年に短縮されます（婚姻の継続性や素行の良好性など、他の条件も必要）。
• 家族の呼び寄せ 条件を満たせば、外国籍配偶者の子どもや両親を「家族滞在」として日本に呼び寄せることが可能です。

⚠️ 取得に必要な前提条件

婚姻届の提出だけでは在留資格は得られません。出入国在留管理局による厳格な審査を経て、婚姻の真実性・経済的安定性・社会適合性などが総合的に判断されます。

📝 配偶者ビザ取得の流れ

パターン①：外国籍配偶者を海外から呼び寄せる場合

（在留資格認定証明書交付申請）

1. 申請書類の準備と提出 日本人配偶者の居住地を管轄する入管へ必要書類を提出。婚姻の真実性を示す補強資料が重要です。
2. 審査期間 通常1〜3ヶ月。初回申請や複雑なケースでは最大6ヶ月程度かかることもあります。
3. 追加資料の提出対応 入管から追加資料の提出を求められることがあり、適切な対応が不可欠です。
4. 認定証明書の交付と送付 許可されると「在留資格認定証明書」が発行され、海外の配偶者へ送付します（有効期間は3ヶ月）。
5. 現地でのビザ申請 外国籍配偶者が現地の日本領事館等でビザ申請を行います。
6. 来日と在留カードの交付 ビザ発給後3ヶ月以内に来日し、空港で在留カードを受け取ります。

パターン②：日本滞在中の外国籍配偶者が変更申請する場合

（在留資格変更許可申請）

1. 申請書類の準備と提出 同居している住所地を管轄する入管へ提出。現在の在留資格からの変更理由を明確に記載します。
2. 審査期間 通常1〜3ヶ月。在留状況や婚姻の経緯により延長される場合もあります。
3. 審査中の在留資格 現在の資格が継続されますが、期限が近い場合は「特定活動」資格が付与されることもあります。
4. 許可後の在留カード交付 許可されると新しい在留カードが交付されます。

📂 必要書類一覧（抜粋）

※ケースにより追加書類が必要です。弊所では個別事情に応じた補強資料の作成を行います。

※外国語書類には日本語翻訳文が必要です。翻訳者の署名・連絡先の記載も必須です。

🔍 審査で重視されるポイント

• 婚姻の真実性 交際期間が短い、別居中、年齢差が大きい、言語の壁がある場合は特に慎重な立証が必要です。
• 経済的安定性 低収入や税金滞納、無職・求職中などは不利要素となる可能性があります。
• 偽装結婚の疑い回避 出会い系アプリや結婚紹介所での出会い、離婚歴、短期間での結婚などは厳格な審査対象となります。
• 同居要件と住居環境 原則として夫婦は同居が求められます。狭小住宅や同居人の存在も説明が必要です。

🛡️ 当事務所に依頼するメリット

• 法務省認定の申請取次資格保有
• 出入国在留管理局との直接手続きが可能
• 書類作成の完全サポート
• 複雑・困難ケースにも対応
• 不許可後の再申請支援
• 土日祝・夜間対応可能
• 許可取得後の生活サポートも継続

💬 よくあるご質問

Q. 外国人と結婚しましたが、ビザが取得できるか不安です A. 適切な準備と書類作成により、多くのケースで許可が得られます。

Q. 年収が低くても申請できますか？ A. 年収だけでなく、安定性や貯蓄状況なども考慮されます。

Q. 出会い系アプリでの出会いでも問題ありませんか？ A. 出会い方自体は問題ありません。交際の真実性を証明することが重要です。

Q. 海外在住の夫婦でも申請可能ですか？ A. 可能です。将来の日本での生活計画の説明が必要です。

📞 お問い合わせ・初回相談無料

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