
行政書士法人塩永事務所
配偶者・定住者ビザ(日本人・永住者・定住者の家族)の詳細ガイド【2025年最新版】
1.配偶者ビザの概要
配偶者ビザは、日本人・永住者・特別永住者と婚姻関係にある外国人や、その実子等が日本で生活するために必要な在留資格です。対象となる主な在留資格は「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」などです。
2.主な在留資格と対象
在留資格 | 対象となる家族 | 主な特徴 |
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日本人の配偶者等 | 日本人の配偶者、実子、特別養子 | 婚姻の実態や生活実態が重視される |
永住者の配偶者等 | 永住者・特別永住者の配偶者、実子 | 永住者の家族であることが要件 |
定住者 | 日系人やその配偶者・実子など多様なケース | 個別に告示で定められた要件を満たす必要あり |
3.申請要件
【日本人・永住者の配偶者等】
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婚姻の実態があること(形式的な結婚や偽装結婚は不可)
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生計維持能力(安定した収入や資産)
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納税義務・法令順守(主たる生計維持者の納税状況や住民登録など)
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婚姻期間や同居期間(長いほど在留期間の延長が認められやすい)
【定住者】
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日系人(2世・3世など)やその配偶者・実子等が主な対象
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「定住者告示」に該当すること(例:日系3世の配偶者、未成年の実子など)
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個別の事情に応じた審査
4.審査期間と在留期間
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審査期間:申請内容や混雑状況により異なりますが、2025年4月時点で「日本人の配偶者等」は認定(海外から呼び寄せ)で約2か月、更新で約1か月半が目安です。
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在留期間:最長5年(「6か月」「1年」「3年」「5年」から付与)。婚姻実態や在留状況により決定されます。
5.主な必要書類
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申請書、写真
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戸籍謄本・婚姻証明書
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住民票、在留カード・パスポート
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収入証明(源泉徴収票、課税証明書等)
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納税証明
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生活実態を示す資料(写真、通信履歴等)
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保証人の書類(必要な場合)
6.注意点とポイント
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婚姻の実態証明が非常に重視されます。偽装結婚や短期間の別居は不許可のリスクが高まります。
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定住者ビザは告示ごとに要件が異なり、審査も厳格です。離婚や家族構成の変化で資格を失う場合もあります。
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更新手続きは在留期間満了の3か月前から可能です。
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永住申請も、配偶者ビザ保持者は結婚後3年以上・日本在留1年以上で要件緩和が受けられる場合があります。
7.行政書士法人塩永事務所のサポート
当事務所では、配偶者ビザ・定住者ビザの新規取得、更新、変更、永住申請までトータルにサポートいたします。複雑なケースや証拠資料の整理、審査対応も安心してご相談ください。
配偶者・定住者ビザのご相談は、行政書士法人塩永事務所までお気軽にお問い合わせください。