
行政書士法人塩永事務所
デジタルトランスフォーメーションを推進する企業の証!DXマーク認証取得手続きの完全ガイド
ビジネスを取り巻く環境が急速に変化する現代において、企業が持続的に成長していくためには、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが不可欠となっています。しかし、「何から手をつければいいか分からない」「自社のDX推進状況を客観的に評価したい」という悩みを抱える企業も少なくありません。
このような企業の課題に応えるため、一般社団法人DX推進協会が創設したのが「DXマーク認証制度」です。DXマークは、企業のDX推進状況を客観的に評価し、その取り組みを「見える化」することで、企業の信頼性向上と競争力強化を支援します。
本記事では、DXマーク認証の取得を検討されている事業者様向けに、その手続きの詳細を行政書士法人塩永事務所が解説いたします。
DXマーク認証とは?
DXマーク認証は、一般社団法人DX推進協会が認定する「デジタルガバナンス・コード」に基づき、企業のDX推進状況を客観的に評価し、一定の基準を満たした企業に付与される認証マークです。企業の規模や業種を問わず、DXへの取り組みを促進し、対外的にその努力をアピールできる仕組みとして注目されています。
DXマーク認証取得のメリット
- 企業の信頼性向上: DXへの積極的な取り組みを公に示すことで、顧客、取引先、金融機関などからの信頼を獲得できます。
- ブランディング効果: DX推進企業としてのイメージを確立し、競合他社との差別化を図ることができます。
- 採用力強化: DX推進に意欲的な企業として、優秀な人材の獲得に繋がります。
- 従業員の意識改革: DXの重要性を社内に浸透させ、従業員全体のデジタルリテラシーと意識向上を促します。
- 経営改善の促進: 認証取得プロセスを通じて、自社のDX推進状況を客観的に把握し、課題や改善点を発見できます。
- 補助金・助成金の活用: 将来的に、DX関連の補助金・助成金申請の際に、DXマーク認証が有利に働く可能性があります。
DXマーク認証取得手続きのステップ
DXマーク認証の取得手続きは、以下のステップで進められます。
ステップ1:準備段階
- 担当者の選任: DX推進責任者や担当者を明確にし、認証取得に向けた社内体制を構築します。
- デジタルガバナンス・コードの理解: DXマーク認証の公式ウェブサイトから「デジタルガバナンス・コード(DX推進指標)」をダウンロードし、その内容を十分に理解します。これは、DXマーク認証の評価基準となるものです。
- 現状分析と課題特定: 自社のDX推進状況(経営戦略、組織体制、IT環境、人材育成など)をデジタルガバナンス・コードに照らして自己評価し、現状の課題や強化すべき点を特定します。
ステップ2:DX推進体制の構築・改善
現状分析で特定された課題に基づき、DX推進に向けた具体的な計画を策定し、実行に移します。これには、以下の要素が含まれます。
- DX推進方針の策定: 経営層によるDX推進へのコミットメントを明確にし、社内外に発信する方針を策定します。
- 推進体制の整備: DX推進を統括する部署や担当者を配置し、必要なリソース(予算、人材など)を確保します。
- 人材育成計画の策定: デジタル人材の育成や、全従業員のデジタルリテラシー向上に向けた研修などを計画します。
- 具体的なDX施策の実行: 新技術の導入、業務プロセスのデジタル化、データ活用推進など、具体的なDX施策を実行します。
ステップ3:申請書類の準備
DXマーク認証の申請に必要な書類を準備します。主な書類は以下の通りです。
- DXマーク認証申請書
- デジタルガバナンス・コードに基づく自己評価結果報告書(評価項目ごとに詳細な記述が必要)
- DX推進方針に関する書類(策定済みの場合)
- 組織体制図(DX推進に関する役割がわかるもの)
- DX推進に関する具体的な取り組みを示す資料(導入したシステム、改善事例、研修実施記録など)
- その他、DX推進協会が求める書類
これらの書類は、貴社のDX推進状況を客観的かつ具体的に示す必要があります。
ステップ4:申請書の提出
準備した申請書類一式を一般社団法人DX推進協会へ提出します。
ステップ5:審査(書面審査・必要に応じてヒアリング)
DX推進協会による書面審査が行われます。提出された書類の内容がDXマーク認証基準に合致しているか、DX推進への取り組みが適切であるかなどが確認されます。必要に応じて、オンラインまたは対面でのヒアリングが行われる場合もあります。
ステップ6:認証決定・DXマークの付与
審査の結果、DX推進協会の定める基準を満たしていると認められた場合、DXマークが認証・付与されます。認証マークは、貴社のウェブサイト、名刺、パンフレットなどで使用できるようになります。
行政書士法人塩永事務所がお手伝いできること
DXマーク認証取得手続きは、自社のDX推進状況を客観的に見つめ直し、その取り組みを適切に言語化して書類に落とし込む必要があるため、専門的な知識と多くの労力を要します。特に、デジタルガバナンス・コードに基づく自己評価は、単なるチェックシートの記入にとどまらず、具体的な取り組み内容とその効果を明確に記述する必要があります。
行政書士法人塩永事務所では、DXマーク認証取得を目指す事業者様をトータルサポートいたします。
- DXマーク認証制度の解説とコンサルティング: 貴社の現状とDXへの目標をヒアリングし、認証取得に向けた最適なロードマップをご提案します。
- デジタルガバナンス・コードに基づく自己評価支援: 複雑な自己評価項目について、貴社の取り組みを適切に整理・表現できるようアドバイスし、記述をサポートします。
- 申請書類作成代行: 複雑かつ多岐にわたる申請書類の作成を代行し、正確かつスムーズな申請を支援します。
- 審査対応サポート: 必要に応じて、審査におけるヒアリング準備や回答内容の整理をサポートします。
- 認証後の維持・更新サポート: 認証取得後の継続的なDX推進や更新手続きについてもアドバイスいたします。
熊本の地域に根ざした行政書士法人塩永事務所が、お客様のDX推進を「見える化」し、企業の信頼性向上と競争力強化を強力に支援いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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