フィリピン人との国際結婚および配偶者ビザ取得における詳細な書類リストを、行政書士法人塩永事務所の視点で、日本方式（日本先行）とフィリピン方式（フィリピン先行）に分けて以下にまとめます。書類は状況（初婚・再婚、ビザの種類、離婚歴など）により異なる場合がありますので、提出先や個別の状況に応じて事前確認が必要です。
日本方式：日本先行での手続き
1. 駐日フィリピン大使館での「婚姻要件具備証明書」申請
日本人が用意する書類：
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パスポート：原本1通＋コピー1部
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戸籍謄本：発行3ヶ月以内の原本1通＋コピー1部
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証明写真：パスポートサイズ、3枚
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離婚歴がある場合：
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改正原戸籍または除籍謄本（戸籍謄本に離婚歴が記載されていない場合）
フィリピン人が用意する書類：
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申請用紙：駐日フィリピン大使館の指定フォーマット
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出生証明書：フィリピン外務省認証済みのPSA（Philippine Statistics Authority）発行、原本＋コピー1部
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独身証明書：フィリピン外務省認証済みのPSA発行、原本＋コピー1部
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パスポート：原本1通＋コピー1部
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在留カード：原本提示 ＋コピー1部
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証明写真：パスポートサイズ、3枚
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18～25歳の場合：
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18～20歳：両親の同意書
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21～25歳：両親の承諾書
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離婚歴がある場合：
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フィリピン外務省認証済みのPSA発行婚姻記録証明書（原本＋コピー1部）
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フィリピン外務省認証済みのPSA発行結婚証明書または婚姻届（離婚承認注釈付き、原本＋コピー1部）
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フィリピン外務省認証済みのフィリピン裁判所発行の外国離婚承認審判書と確定証明書（原本＋コピー1部）
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日本国内の離婚記録：
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前配偶者が日本人：戸籍謄本（離婚日記載）
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前配偶者が外国人：受理証明書（離婚日記載）
2. 日本の市区町村役場への「婚姻届」提出
日本人が用意する書類：
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婚姻届：市区町村役場の指定フォーマット
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戸籍謄本：本籍地と異なる市区町村に提出する場合、原本1通
フィリピン人が用意する書類：
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パスポート：原本提示＋コピー1部
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在留カード：原本提示＋コピー1部
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出生証明書：PSA発行、原本＋日本語訳
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婚姻要件具備証明書：駐日フィリピン大使館発行、原本
備考：
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市区町村役場により追加書類が必要な場合があるため、事前確認が必須。
3. 駐日フィリピン大使館への「婚姻届」報告
日本人が用意する書類：
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戸籍謄本：婚姻事項記載、原本1通＋コピー4部
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パスポート：コピー4部
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婚姻届記載事項証明書：原本1通＋コピー4部
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証明写真：パスポートサイズ、4枚
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返信用封筒：レターパックプラス（コンビニまたは郵便局で入手）
フィリピン人が用意する書類：
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パスポート：コピー4部
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証明写真：パスポートサイズ、4枚
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婚姻届申請用紙：大使館ウェブサイトからダウンロード
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遅延届の場合：日本での婚姻後1年以上経過した場合、遅延届宣誓供述書
婚姻が成立した場合、婚姻日から30日以内に報告が必要。
4. 配偶者ビザ申請（出入国在留管理庁）
共通書類：
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在留資格変更許可申請書：出入国在留管理庁の指定フォーマット
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返信用ハガキ：申請結果通知用
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質問書：申請者の交際経緯 や生活状況を詳細に記載
日本人が用意する書類：
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戸籍謄本：婚姻事項記載、原本1通
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住民税の納税証明書：直近2年分（1年間の総収入、課税額、納税額記載）
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在職証明書：勤務先発行
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給与明細書のコピー：直近数ヶ月分
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会社案内：勤務先のパンフレットなど
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身元保証書：日本人が保証人として署名
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住民票：世帯全員記載、原本1通
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パスポートのコピー：全ページ
フィリピン人が用意する書類：
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結婚証明書：PSA発行、フィリピン外務省認証済み、原本＋日本語訳
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パスポート：原本提示＋コピー
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履歴書：学歴・職歴を記載
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卒業証明書または在学証明書：最終学歴の証明
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日本語能力証明書：JLPT証明書など（任意だが提出推奨）
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住民票：世帯全員記載、原本1通
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住民税の納税証明書：日本で就労している場合
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源泉徴収票：日本で就労している場合
交際の事実を証明する資料：
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スナップ写真：3枚以上（結婚式、親族との写真、日常の写真など）
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新居の写真：外観、玄関、台所、リビング、寝室
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不動産賃貸借契約書のコピー：新居の契約書
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預金通帳のコピー：扶養者の経済状況証明
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生計説明書：自由記載（収入や生活状況を説明）
備考：
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本国書類はすべて日本語翻訳が必要。
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ケースにより追加書類（例：交際経緯の詳細な説明書、メッセージ履歴 など）が求められる。
フィリピン方式：フィリピン先行での手続き
1. 在フィリピン日本大使館・領事館での「婚姻要件具備証明書」申請
日本人が用意する書類：
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戸籍謄本：発行3ヶ月以内の原本1通
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パスポート：原本＋コピー1部
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婚姻履歴がない場合：
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発行6ヶ月以内の改製原戸籍または除籍抄本
フィリピン人が用意する書類：
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出生証明書：PSA発行、フィリピン外務省認証済み、原本
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18～25歳の場合：
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18～20歳：両親の同意書
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21～25歳：両親の承諾書
2. フィリピンの市町村役場での「マリッジライセンス（婚姻許可証）」申請
日本人が用意する書類：
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婚姻要件具備証明書：在フィリピン日本大使館・領事館発行
フィリピン人が用意する書類：
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出生証明書：PSA発行、原本
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洗礼証明書：教会発行（キリスト教徒の場合）
備考：
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婚姻許可証の有効期限は120日間。期限内に挙式を行い、婚姻証明書を取得。
3. 日本側への「婚姻届」提出
日本人が用意する書類：
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婚姻届：日本の市区町村役場または在フィリピン日本大使館の指定フォーマット
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戸籍謄本：本籍地と異なる場合、原本1通
フィリピン人が用意する書類：
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パスポート：原本＋コピー1部
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出生証明書：PSA発行、原本＋日本語訳
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婚姻証明書：PSA発行、原本＋日本語訳
備考：
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フィリピンでの婚姻手続き完了後、3ヶ月以内に日本側へ提出が必要。
4. 配偶者ビザ申請（出入国在留管理庁）
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日本方式の配偶者ビザ申請と同じ書類リストを参照（上記「配偶者ビザ申請」の項）。
注意点
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書類の翻訳：フィリピン発行の書類（出生証明書、婚姻証明書など）は日本語訳が必要。行政書士法人塩永事務所では1ページ5,500円で翻訳対応。
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追加書類：偽装結婚の疑いを避けるため、交際の証拠（写真、メッセージ履歴、旅行記録など）を多めに用意。
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特殊ケース：オーバーステイ、離婚承認裁判がない再婚、年齢差のある婚姻などは審査が厳しく、専門家のサポートが推奨。
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不許可リスク：書類不備や説明不足で不許可になる場合、再申請には追加費用（例：3回目以降の申請1回66,000円）が発生。
お問い合わせ
行政書士法人塩永事務所
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住所: 〒862-0950 熊本市中央区水前寺1-9-6
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TEL: 096-385-9002
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E-mail: info@shionagaoffice.jp
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受付時間: 9:00～18:00
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