
技術・人文知識・国際業務ビザとは?
技術・人文知識・国際業務ビザ(通称:技人国ビザ)は、日本で外国人が働くための主要な在留資格の一つです。企業が外国人を採用する際には、一定の条件を満たす必要があります。
技人国ビザの取得要件
ビザの取得には、以下の4つの要件が重要です。
- 学歴要件
- 大学・短期大学・専門学校(日本のもの)を卒業していること。
- 学歴がない場合は「10年以上の実務経験」が必要。
- 「準学士・学士・修士・博士」の学位があること。
- 職務内容
- 大学などで専攻した科目と職務内容の関連性が必要。
- 成績証明書で履修科目を確認。
- 給与基準
- 「日本人と同等以上の報酬額」が必須。
- 目安として「月給20万円以上、年収300万円以上」。
- 会社の安定性・継続性
- 新設会社は事業計画書、2期目以降は決算報告書が必要。
技人国ビザの職種分類
- 技術(理系職)
- ITエンジニア、プログラマー、航空機整備士、機械設計者 など
- 自然科学の分野の専門知識が求められる。
- 人文知識(文系職)
- 経理、会計、コンサルタント、マーケティング など
- 経済学・法律学・社会学などの専門知識が必要。
- 国際業務(文化系職)
- 通訳・翻訳、語学教師、海外営業、デザイナー など
- 外国の文化に基づく思考や感受性が求められる。
在留期間と手続き
- 在留期間:5年、3年、1年、3ヵ月
- 申請には、申請書類、写真、在職証明書、学歴証明書などが必要。
技人国ビザを取得するためには、学歴・職歴・給与・企業の安定性が重要です。企業と外国人双方が要件を満たすことが必要となります。