
【2026年最新】インドネシア特定技能の採用ルート・費用・注意点をプロが解説
特定技能制度において、インドネシア人はベトナム人に次ぐ第2位の規模(約17%)を占める重要な人材供給源です。インドネシア人は親日的で、若手人材が豊富なことから、熊本の建設・農業・食品製造などの現場でも非常に注目されています。
本記事では、行政書士法人塩永事務所が、実務で直面する特有のシステム(SISKOP2MI等)や、採用コスト、国民性への配慮について詳しく解説します。
1. 採用前に知っておきたいインドネシア人の特徴
あくまで一般的な傾向ですが、円滑なマネジメントのために理解しておくべきポイントです。
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「何とかなるさ(ポジティブ)」: 楽天的で小さなミスを気に病まない強さがありますが、緻密な確認が必要な工程では丁寧な指導が求められます。
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宗教・家庭の重視: 仕事よりも信仰や家族を大切にする文化があります。ただし、最近の若年層は「お祈りをまとめて行う」など、柔軟な層も増えています。
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プライドへの配慮: 「叱られる」ことに不慣れなため、人前で激しく叱責すると深く傷つき、離職の原因になります。注意が必要な際は「1対1」での対話を推奨します。
2. メリットとデメリット
メリット
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豊富な若手リソース: 平均年齢が約30歳と若く、体力のある人材を確保しやすい。
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高い協調性: 相互扶助の精神が根付いており、現場での助け合いが期待できます。
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採用コストの抑制: 多くのケースで「送り出し機関」を介さず直接募集(IPKOL活用)ができるため、他国より手数料を抑えられます。
デメリット
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「ゴム時間(ジャムカレット)」: 時間に対する認識が寛容な場合があります。日本の「5分前行動」を文化として丁寧に教える必要があります。
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宗教上の配慮: イスラム教の礼拝(1日5回)や断食(ラマダン)、豚肉・アルコールの禁止などへの理解が不可欠です。
3. 採用ルートと手続きの流れ
インドネシアの場合、日本とインドネシア両国のオンラインシステムへの登録が必要です。
A. 海外から呼び寄せるルート(COE申請)
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IPKOL登録: インドネシア政府の求人システムへ申し込み。
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雇用契約: 候補者と面接し、契約締結。
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COE申請: 日本の入管へ「在留資格認定証明書」を申請。
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SISKOP2MI登録: 本人が現地システムに登録し「移住労働者証(e-KTKLN)」を取得。
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ビザ申請・来日: 大使館でビザを取得し、入国。
B. 国内在留者を採用するルート(変更申請)
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雇用契約: 技能実習修了者等と契約。
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SISKOP2MI登録: 駐日インドネシア大使館を通じて登録。
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推薦状の発行: 大使館から推薦状(Surat Rekomendasi)を取得。
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在留資格変更申請: 入管へ「特定技能1号」への変更を申請。
4. 採用にかかる費用の目安(初年度)
| 費用項目 | 金額目安(税別) | 備考 |
| 人材紹介/募集費用 | 10万〜20万円 | 国内エージェント活用時 |
| 入管申請(行政書士) | 10万〜20万円 | 書類作成・取次代行 |
| 渡航費(海外招へい) | 3万〜6万円 | 企業負担が一般的 |
| 健康診断費用 | 1万〜2万円 | 採用時の義務的経費 |
| 登録支援委託費 | 2万〜3万円 / 月 | 外部委託する場合 |
| 住居初期費用 | 物件による | 敷金・礼金等の準備 |
5. 塩永事務所からの実務アドバイス
インドネシア採用を成功させるための「急所」は以下の通りです。
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システムの複雑さ: 「IPKOL」や「SISKOP2MI」は操作が煩雑で、エラーで手続きが止まることがよくあります。
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2026年改正行政書士法への対応: 書類作成を支援機関が行う際の法的リスクが厳格化されます。顧問行政書士による正確な書類作成が、最終的な経営リスクを回避します。
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自社支援の検討: 費用を抑えるために「自社支援」を選択する場合、当事務所が「運営コンサル」として、法的な漏れがないかバックアップいたします。
熊本でのインドネシア人材活用は、塩永事務所へ
当事務所では、インドネシア人の提携ネットワークにより、言語・文化・法律の三方向から貴社をサポートいたします。
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